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HOW TO2017.2.23 (Thu)

SNSアイコンに使える! 似顔絵を“うまく見せる”簡単テクニック

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  • 佐藤良美 | Yoshimi Sato
  • 株式会社シグナル デザイナー

こんにちは。デザイナーの佐藤です。
SNSのプロフィールにペットの写真やキャラクター画像を設定したまま、何年も変えていないという人はいないでしょうか? こうした画像ではどうしても本人の印象を伝えづらく、似た名前の別人と区別がつかなくなったり、「この人、誰だっけ?」と忘れられてしまったり、ということもありえます。

SNSで存在感を出すには顔写真を使ったほうがいいですが、もし、「ちょうどいい写真がない」「顔があまりハッキリとわかる写真をアップするのは嫌」という理由で避けているのなら、似顔絵にしてみるという手もあります。似顔絵ならオリジナリティを出すことができますし、顔写真よりは抵抗感が少ないのではないでしょうか?

画力に自信がない人も、大丈夫。今回は、ちょっとしたテクニックで似顔絵を“うまく見せる”コツをレクチャーします!

絵がうまくならない大きな要因とは? 意識したい基本のキ!

今回、普段は絵を描かない人を代表して、「学生時代の美術の成績は記憶にないくらい普通だった」と話す私の上司・松本さんに協力してもらいます。

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まず、現状の画力を確認するために何もレクチャーしない状態で描いてもらった似顔絵がこちら。

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線のように細い目と、口に収まりきらない前歯を忠実に描いた点はGoodです! ただ、この似顔絵を他人が見て松本さんだと判別するには、リアルさに欠けています。

また、私はあえて「見本を見て描いてください」とは言わなかったのですが、何も考えていない松本さんは案の定、見本を見ずに描いていました。描きなれていない人が似顔絵を描こうとすると、想像で描いてしまいがちです。見本を見ないのは、似顔絵がうまく描けない大きな要因の1つ。このときの松本さんも、まんまとその罠にはまっていたわけです。

絵をうまく描くために、見本をきちんと見るのは基本中の基本。画力のある人ほど、見本をじっくり観察しています。そして、「どのようにしたら、バランスを崩さずに描き足すことができるか?」など、頭で慎重に考えながら描いているのです。

さて、基本をおさえたところで早速レクチャー開始です!

実践! ちょっとした工夫で似顔絵をうまく見せるポイント

■STEP1 パーツを図形でとらえ、鉛筆で下書きをする

まず、見本となる自分の写真を用意し、鉛筆で下書きをします。頭部や首、肩の大きい部分から顔のパーツといった細かい部分までを、「図形」として大まかに捉えて描きます。そのうえで、輪郭や洋服、顔となるパーツなど細かいところを忠実に描いていきましょう。そうすることで、バランスのとれた構図となり、全体における各パーツの割合もつかみやすくなります。

こちらが今回の見本となる写真と、松本さんに上記のとおりレクチャーして描いてもらった下書きです。

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松本さん、年甲斐もなくしれっと本気を出してきましたね……。ここまでうまいのは想定外です。今回はこの絵をさらにブラッシュアップしないといけないので正直やりづらいですが、SNS向きの絵になるよう、どんどんキャッチーにしていきたいと思います!

■STEP2 外側を太いペンでなぞって、印象をハッキリとさせる

下書きの外側の線を太いペンでなぞって、絵の境界線をくっきりさせていきます。

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似顔絵に限らず、イラストでは太い線は太く、細い線は細くとメリハリをつけ、コントラストをハッキリさせるとうまく見えます。

■STEP3 外側同様、太さを変えて内側もなぞる

次に、顔のパーツや洋服など、太いマーカーでなぞったところ以外の線を、先程の約3分の1程度の太さのペンでなぞっていきます。

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下書きの段階では65歳くらいに見えた似顔絵が、40代くらいに若返りました!

■STEP4 光の角度を意識して、影となる部分を塗りつぶす

次に、「影になる部分」と「髪の毛」をマーカーで塗りつぶします。影ができる位置は、理科の光と影の授業を思い出しましょう。

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実は薄毛が気になっている松本さん。「髪のあたりも『均等に』塗りつぶして良いの?」との質問を受けましたが、あくまで絵をうまく見せるコツはムラをつくらずコントラストをハッキリさせること。「絵のほうがフサフサ!」なんてツッコミは恐れず、濃淡がなくなるように塗りつぶしましょう!

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影をつけたことで、立体感がでました!

■最終STEP イラストをきれいに整えてクオリティをアップ!

仕上げに向け、パッと見て線が二重になっているところをペンで太くなぞり、塗りムラがないかもう一度チェックしましょう。意外かもしれませんが、この工程をきちんと行うだけでも絵のクオリティは断然あがります。最後に、下書きの線を消します。お好みで自分のサインを加えてみるのも良いですね。

これで完成です! Beforeは本気を出していなかっただけかもしれませんが、こうして並べてみると変化の度合いが著しいですね。

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Facebookのプロフィール画像を似顔絵にしてみた結果

せっかく上手に描いてもらったので、松本さんにはFacebookのアイコンを似顔絵に変更してもらいました。さらに、「似てる?」とコメントを付けてBefore、Afterの似顔絵を投稿してもらったところ、合計で80件を超える「いいね!」を獲得! 先日、とあるキャラクターの画像をプロフィールに設定したときには「いいね!」が30件だったので、2.5倍以上の反響があったことになります。

正直、どのようなリアクションが返ってくるか私もドキドキしましたが、予想以上の「いいね!」をもらうことができて安心しました!

最後に、今回挑戦した松本さんから、これから似顔絵を描いてみようという人へアドバイス。「『自分の顔はこの程度なんだ……』と、しっかりと現実を受け入れて、決して美化しないことが大事」だそうです!

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そうは言いながらも、出来上がった似顔絵に満足している様子。みなさんも、挑戦してみてはいかがでしょうか?

構成:入松川周子