
【U・Iターン座談会】「高知にU・Iターンしようと思った理由は?」U・Iターンで転職した社員の本音とは
都会から地方に移り住むことで仕事だけではなく、暮らしやお金の貯め方・使い方、家族や友人との過ごし方が変わるU・Iターン転職。シグナルは高知支社「KUROSHIO BASE」を2019年に開設し、 U・Iターンを実現させた社員も働いています。そこで今回はU・Iターン転職に至った理由や高知の良さ、転職を検討している人に伝えたいことを3人の社員に聞きました。
田中聡行(たなか としゆき)
所属:SNSチームIターン。大学は長崎、兵庫と大阪在住経験あり。配偶者が高知出身。
前職:理学療法士、Webライター
入社:2020年6月
土居茉莉子(どい まりこ)
所属:広告チーム
Iターン。大学は神戸、大阪と東京在住経験あり。
前職:広告代理店(宣伝・マーケティング)
入社:2021年5月
生田由芙(いくた ゆふ)
所属:プロモート部
Uターン。大学進学に伴い上京し、東京・大阪在住経験あり。
前職:フィルムパッケージメーカー(広報・営業企画)
入社:2019年12月
「募集を見つけて『これだ!』と飛びついた」
――高知にU・Iターンした理由を教えてください。
田中:もともとは関西で全く違う職種に就いていました。移住を検討したのは、今後の人生とキャリアを改めて考え始めたのがきっかけです。妻が高知県出身で、高知の良さはよく知っていました。そうした中、シグナルが自分の希望する職種を高知で募集していたので、心機一転、転職・移住することになりました。高知への配属が前提の募集だったので、入社が決まった時点で高知へ行くことになりました。
土居:私は生まれが高知県です。幼少期は転々としていましたが、実家は今高知にあり、両親も高知出身です。大学を卒業後、東京で広告営業の仕事に就き、交通広告やイベントプロモーションなど、オフライン広告を担当していました。次のキャリアとしてデジタル広告やマーケティングに携わりたいと思い、転職を検討していたところ、自分がやりたいことにドンピシャなシグナルの募集を発見。高知でも東京と同じように主体的に仕事ができることがわかったので、迷いはなかったですね。
生田:私は東京で大学生活を過ごし、就職活動をしていました。高知に戻って専攻していた文芸をいかした仕事をしたいと思っていたのですが、当時は希望に合った募集が少なくご縁がありませんでした。そのまま東京で就職しましたが、高知に戻って仕事をしたいと心の片隅では考えていました。
高知への転職情報などは随時チェックしていたのですが、大阪に転勤して以降、本格的にUターンを目指して転職活動を始めました。これまでなかなか経験や希望にマッチする企業に出会えなかったものの、奇跡的に希望する職種が見つかりました。それがシグナルで、迷わず応募したのが高知に来ることになった経緯です。
自分が主体的になれば都市部と同じ仕事ができると思っていた
――田中さんはIターンですが、高知へ行くことに不安はなかったですか?
田中:いろいろな場所に住みたいという欲がもともとあったので、抵抗はありませんでした。移住するにあたっては、病院や買い物する場所などを事前に調べましたが、思っていたよりも利便性が高く、高知市内であれば問題はなさそうだと判断できました。シグナルのKUROSHIO BASEも交通の便が良い場所にあるので、あまり心配はありませんでした。
――土居さん、生田さんは、都市部から高知に戻る際に不安はありませんでしたか?
土居:私のやりたかったデジタル広告やマーケティングの仕事は都市部に集中しています。そのため都市部で就職をしましたが、仕事さえあれば家族の近くで働くのもいいなと思っていました。また、自分が主体的になれば、どこであろうと都市部と同じように仕事ができると思っていましたし、軽やかな気持ちで高知に来ました。
生田:もともと都会思考は強くありませんでした。実家に戻るだけなので住環境の不安はありませんでしたし、なかなか希望する職種の募集がない中、これまでの経験を活かせる企業を見つけたのでここしかない!と思い、迷いはありませんでした。
「新しく作り上げる過程を楽しめている」
――KUROSHIO BASEで働く良さを教えてください。
田中:一番の魅力は、東京と同じような仕事が高知でもできることです。東京本社とリモートで頻繁にやり取りをしていて、密な関係性ができているので問題なく対応できます。もちろん、地元ならではの仕事もあります。例えば、広告運用やウェブサイトの作成・運用など自治体の委託事業も受けていますし、地場企業との取り組みもあります。
仕事環境もいいですね。オフィスは高知市内の利便性が高い場所にあり、観光地でもあるので立地には恵まれていると思います。
――土居さんと生田さんから見たKUROSHIO BASEの良さは何でしょうか?
土居:シグナルは仕事の自由度が高く、手を上げれば新しいことに挑戦できる環境が整っています。それは東京であろうと高知であろうと変わりません。東京と同じような条件で働けるところが魅力です。
生田:高知にいながら、ナショナルクライアントの案件に携われるのもやりがいの一つです。KUROSHIO BASEはできて2年で発展途上。新しく作り上げていく楽しさもありますし、仕事を自分で高知に持ってくることもできます。
――東京と同じような条件で仕事に取り組めるのは魅力ですね。一緒に働く仲間として、KUROSHIO BASEにはどんな人に来てほしいですか?
田中:成長途中の環境を楽しめる人。自ら積極的に手を挙げられる人。そういう方は大歓迎です。実際、U・Iターンしてきた社員も仕事に積極的な人が多いですね。ウェブの施策やSNSの運用ができる人が来てくれると、活躍できる場面が多くあります。
仕事の内容は都市部とあまり変わりません。逆に生活環境やプライベートの領域では都市部と異なることもあるので、自分で楽しめる環境を作れる人だといいなと思います。もちろん、新しい環境に馴染むためのサポートはするので、ご安心ください。
――高知での生活を楽しめる人ということですね。高知には坂本龍馬やカツオがおいしいというイメージを持っている人が多そうです。
生田:ひろめ市場という地場企業が参加しているフードコートのような場所があります。そこで特産物など高知のおいしいものをテイクアウトして、支社内で歓迎会などをする際に楽しんでいます。鮮度がよく、カツオに限らずどの魚も本当においしいのでおすすめです。
田中:高知といえばカツオが注目されがちですが、他の魚もビックリするくらい安くておいしいんですよ。都市部の半額くらいで食べられることもあるので、うらやましがられます。
生田:お酒にあうものも多いので、好きな方は楽しめる土地です。人気のある、評価の高い酒造も多いですね。
田中:旅館や温泉が近くにあるので、仕事帰りや週末にも行ける環境です。巡ってみても楽しいと思いますよ。
――プライベートも楽しめそうな環境ですね。KUROSHIO BASEが今後、目指していることを教えてください。
生田:より拡大していきたいです。シグナルは成長することを目標に掲げていて、高知のチームの動きが全社的な動きにつながると思っているので、責任感を持っています。
田中:KUROSHIO BASEは今、10名体制です。これから、より良い集団になるためにメンバーを拡充していこうと思っています。組織づくりに力を入れて地盤をかためていけば、支社はもちろん、会社全体としてもっと面白いことができるのではと考えています。
「地方だからこそ主体性が必要」
――U・Iターンを考えている人に知っておいてほしい“現実”はありますか?
田中:地方では時間がゆるやかに流れているイメージを持つ方も多いかもしれませんが、私たちKUROSHIO BASEはそうではありません。スピードが必要なこともあるので、仕事にはメリハリをつけて取り組んでいます。
生活面にも現実はあります。地方だからといって極端に物価が低いわけではないので、生活コストが大きく下がらないかもしれません。その点は、もしかしたら理想とのギャップを感じるかもしれません。ただ、家賃などは東京などの都市部と比べると安いので、ライフスタイルにもよりますね。
土居:交通の面では車が必要になるので、支出を抑えて生活できるわけでは決してないですね。
仕事に関しては、自分から主体的に動いていかないと地方で成長するのは難しいかもしれません。攻めの姿勢をとらないと、東京から光の速さで置いていかれてしまいます。私もその部分は意識して、インプットにも能動的に取り組んでいます。
生田:東京の社員と席を並べているわけではないので、チャットなどを使って自分から発信してコミュニケーションを取るようにしています。受け身ではなく、自ら動くようにすれば問題ありません。
「U・Iターンを転職活動の選択肢の1つに」
――最後にU・Iターンを考えている方にメッセージをお願いします。
土居:シグナルは、地方からでも挑戦できる環境が整っている会社です。地方だからといってキャリアが狭まることはありませんし、サポート体制は万全です。U・Iターンに興味がある方とぜひお話ししたいと思っています。
また、都会の通勤時間や満員電車がストレスに感じる人にも移住をおすすめしたいです。時間や心にゆとりが生まれ、疲れも減りましたし、勉強する意欲も出てきました。
生田:PR会社はトレンドを追う仕事ですが、都会ではない高知でも勉強する姿勢があれば問題なくできます。今は地方でできるIT系の仕事も増えているので、ぜひ興味を持っていただけたらと思います。
仕事中はメリハリをつけて働く必要がありますが、オフでは心身の休息になることも多いです。私自身、高知に戻って心身が健康になったと実感しています。
田中:地方でも能動的に動けばどんどん仕事が舞い込んできます。シグナルでは、挑戦できる環境、そしてそれをサポートする環境を整えています。転職を検討している方は、自分のキャリアや人生設計と照らし合わせてみて、U・Iターンも1つの選択肢にしていただければと思います。まずはお互いのことを知るために、お気軽にエントリーいただければと思います。一緒に高知から盛り上げていきましょう!