
周囲が“つい期待してしまう”人とは――シグナル年間MVP受賞社員インタビュー

- シグナルバナナ編集部
ベクトルグループでは半期に一度、各社で最も活躍した社員1名がMVP(※)として表彰されます。4月に発表されたシグナルからの受賞者は、PRコンサルタントの熊倉愛也佳。中途社員として入社して今月でちょうど3年となる彼女からは、周囲が期待してしまうのもうなずける姿勢がうかがえました。
※上期MVPは各社のマネージャーによる選考、下期の年間MVPは各社社員による投票でそれぞれ決定する。熊倉が受賞したのはシグナルの年間MVP。
任せてもらえたから、期待に応えようとがんばれたんです
――熊倉さんのお仕事について、改めて教えてください。
PRのコンサルタントとして、クライアントの商品やサービスなどを世に広めるための方法をご提案するのが仕事です。PRには決まった方法はありませんから、ご相談内容に適した方法を型にとらわれずに考え、ご提案しています。
――MVPを受賞したとき、どのように感じられましたか?
MVPはベクトルグループの納会で発表されるのですが、受賞者本人にも事前には知らされないんです。なので、発表を聞いて「えっ、私?」ってビックリしてしまって。でも、みんなが投票してくれた結果ですから、恐縮しつつもうれしかったですね。
受賞の理由は、「社内からの高い期待に応えられるよう、つらい顔を見せないようにがんばっていた」「営業担当として著しく成長した」などでしたが、私はこれからの成長に期待する意味も込めて選ばれたのだと受け止めました。今後さらにがんばらないと、と気持ちが引き締まりましたね。
――営業担当としての成長が理由の1つとのことですが、ご自身ではどのような経験が成長につながったと感じますか?
MVPを受賞した昨年度は、上司がちょっとチャレンジングな仕事を任せてくれたんです。食品のPR案件で芸能イベントやブロガーイベントを開催したのですが、それまでWeb制作やSNS制作を中心にしてきた私にとって、初めてのことだらけで。イベント企画の提案やタレントの選定など、経験がない部分は周りに助けを求めながら進めました。
大きな案件でしたから、関係者が多く調整が必要な場面が多かったのも苦労した点です。ただ、社内だけでなくイベント運営を担当してくれたイベント部や、タレント選定にアドバイスをくれたキャスティングチームなど、ベクトルの社員とも協力して進めたからこそ学べたことは多く、彼らとのリレーションができたこともプラスになりました。
シグナルには未経験のことであっても、期待を込めて任せてもらえる風土があります。そういうときは情報収集をするのはもちろんのこと、自分から協力者を探してサポートを受けながら進めていくんです。初めての仕事では小さな失敗も経験しましたが、任せてもらえたことで期待に応えようとがんばれましたし、結果として経験値を上げられたように思います。
いつも楽しく働きたい。時には「ま、いっか」と開き直るようにしています
――熊倉さんはただガムシャラに働いているわけではなく、いつも楽しそうに仕事をされていますよね。
そう思われているなら、すごくうれしいです! 普段から仕事は楽しくやろうって気持ちでいます。周りもそういう人が多いですし。ネガティブなことを言いながら仕事をするのは嫌じゃないですか。だから、「疲れたー!」って言うにしても、暗くならないように上を向いて明るいトーンで言うようにしています(笑)。
――仕事を前向きにがんばるための秘訣はあるのでしょうか?
以前は落ち込みだすと3日間くらい引きずることもあったのですが、だんだんと減ってきました。もしかしたら、経験を積んで図太くなったのかもしれませんね。何か起きてしまってもあまりクヨクヨせず、時には「ま、いっか」と開き直ることも必要なのかなと思います。
あとは、お酒が好きなので、そのために働いてるようなところはあるかもしれませんね(笑)。仕事をがんばったほうが、金曜日のビールがおいしいんです!
――最後に、今後取り組んでいきたいことがあれば教えてください。
いま私は29歳なんですが、シグナルには若い人が多く新しい人もどんどん入ってきているので、後輩たちの手前いつまでも甘えていられないと感じています。
実はこれまで、自分自身が吸収してきたことを後輩に伝えていくのが苦手だったんです。でも、今は第2フェーズとして自分が得てきたものを出していく時期だと思っています。新しく入ってきた人に知識を伝えていくために、接し方や話し方といったコミュニケーションをもっと学んでいきたいですね。
シグナルには部署を問わず、フォローしてくれる人が多くいます。特に私の上司は相手の気持ちを汲み取ってくれる力が強く、なんとなく気分が落ちているときに声をかけてくれるなど、精神面でも支えてくれるんです。私ががんばれたのはそういった人が周りにいてくれたおかげ。だから今後は私もシグナルの一員として、誰かを支えられるようになっていければと思っています。