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SPECIAL2020.8.12 (Wed)

【KUROSHIO通信 Vol.2】こじゃんとうまい高知グルメ

  • 生田由芙 | Yufu Ikuta
  • 株式会社シグナル KUROSHIO BASE

こんにちは。シグナルKUROSHIO BASEの生田です。

「KUROSHIO BASE」がある高知県にはこじゃんとうまい――つまり、とってもおいしいグルメがたくさんあるんです。

今回は、観光に訪れた際にぜひ食べてほしいグルメから、地元民が愛してやまないグルメまでご紹介します!

高知のグルメといえば……?

高知のおいしい食べ物といわれて、何を思い浮かべますか?やはりカツオのたたきでしょうか?

県外から移住してきたメンバーいわく、「高知に住むまでは、高知の人はしょっちゅうカツオのたたきを食べていると思ってた」なんてこともいわれましたが……。カツオのたたきは特別な日のごちそうや外食先で食べることが多く、日々の献立の候補にはなかなかあがらない気がします。

でも、カツオのたたき以外にも、高知を訪れたら食べてほしいグルメはたくさんあるんです。

やっぱり高知は水産物!

広大な太平洋に面した高知県、まず食べてほしいのが海鮮です。

海のギャングうつぼは唐揚げにすると、淡泊な身が飽きない一品に。「清水サバ」というブランド名で流通するゴマサバはたっぷり脂がのっています。室戸岬特産の金目鯛に、色鮮やかな貝殻が目にも楽しい長太郎貝。

生のちりめん(イワシの稚魚)「どろめ」、同様に生の穴子の稚魚の「のれそれ」は、どちらもお酒好きの高知県民に選ばれる優秀なお酒のアテです。

四万十川流域では、川エビ、青のり、うなぎが名物です。

なにより、どれも新鮮な状態で食べられるのが一番の贅沢でしょう。

いやいや意外と畜産品もイケてるんです!

高知といえば魚介類、と思いきや、畜産物もおいしいんですよ。

牛はお肉を食べた満足感たっぷりの赤身がおいしい「土佐赤牛」。豚は甘味があって臭みの少ない「四万十ポーク」。鶏は龍馬が好んで食べた「軍鶏」に、その軍鶏の系譜である「はちきん地鶏」は噛み応え抜群の肉質です。「土佐ジロー」の卵は濃厚で、卵料理やお菓子に使われています。

農業王国でもあるんですよ!

高知では促成栽培が盛んに行われており、道すがらビニールハウスを横目にドライブするのも見慣れた景色です。

野菜では、なす、しょうが、ピーマン、ミョウガ、ニラ、ししとう、オクラ、トマト。

フルーツでは、柑橘類が多く栽培されており、文旦にゆず、小夏、ハウスみかん、ポンカンと目白押し。新高梨やメロンなど、贈答にも選ばれる品質の高い農産物もあります。

山間部では実はお茶も栽培していて、茶葉だけでなくペットボトルのお茶やお菓子といった加工品も特産品です。

おすすめ料理もこじゃんとあるきね

高知の宴会の伝統的なメニューといえば、皿鉢(さわち)料理。ただの大皿のオードブルと思いきや、大きなお皿にはお刺身にお寿司、揚げ物にフルーツと、フルコースが載っているんです。酒宴中にはお酒をずっと飲んでいたい高知県民らしい料理です。

魚介が美味しい土地は練り物もおいしいという法則に則り、「てんぷら」と呼ばれるさつまあげはおかずに、おつまみに、おやつに、と大活躍。

日曜市の買い食いの定番、イモ天、冷やしアメ、アイスクリンで糖分補給もおすすめです。

ふわふわのパンをカステラ生地で覆った、麦わら帽子のような帽子パンは、高知のパン屋さんの定番商品です。他県では「シャポー」という名前でたまに見かけますが、なんといっても違いは帽子のつばのサイズ! つばのカステラ部分が広く、実際そのつばを県民が愛するあまり「帽子パンのミミ」として販売されています。食パンのミミとはいいますが、帽子パンのミミって、よく考えたらミミじゃなくてつばでは……?不思議ですね……?

他にも、熱々ですするのが癖になる須崎市の名物の鍋焼きラーメンや、オーロラソースで食べるチキン南蛮などB級グルメも盛りだくさんです。

▼鍋焼きラーメン

▼オーロラソースで食べるチキン南蛮

県民のリアル高知グルメといえば……?

せっかくなので、KUROSHIO BASEのメンバーに、イチオシの高知グルメを聞いてみました。

●田舎寿司のこんにゃく寿司

田舎寿司とは、山の幸であるタケノコやミョウガ、しいたけなどをネタにしたお寿司です。山あいで作られていたお寿司で、今はスーパーで簡単に買えます。

海に面している高知ですが、山間部は意外と海が遠く、山の幸でお寿司を作っていたんです。

その中でもおすすめはいなり寿司のようにこんにゃくで酢飯を包んだこんにゃく寿司。

醤油をベースにあまじょっぱく煮詰めたこんにゃくと、中につめてあるしょうがやゆずのきいたゆず酢の酢飯がベストマッチ。こんにゃく寿司だけのパックが売られるなど、さしずめ、田舎寿司のセンターといえる存在です。

●カツオだしのところてん

ところてんといえば、酢醤油か黒蜜でいただくもの……。しかし、高知ではカツオだしでつるんといただいちゃうんです。

さっぱりしながら風味の深いカツオだしと、つるっとした喉ごしでありながらほろっと崩れるところてんの食感は夏の風物詩。暑くなると買い溜め必至となる昔から親しまれる高知グルメです。

トッピングがあったり海水を使っていたり、だしの味やところてんの硬さにも製造元で違いがあるのでどれを食べても飽きない、シンプルに見えて奥の深い商品です。

●イタドリ

全国で自生する植物ですが、高知では山菜として食べています。

シャキシャキと食感が特徴的で、東京のメンバーが来高した際も食いついてたそう。ごま油で炒める食べ方は東京の人たちのお口に合うかもしれません。

ちなみに、県民の発音はイ→タ→ド→リ→ではなく、イ→タ→ド↑リ↓です。

ご紹介した3品は、どれもスーパーやひろめ市場などで手軽に食べられる一品です。

ここで紹介できなかったグルメもまだまだあります。

飲みの席が主な舞台の高知グルメに舌鼓を打ち、スーパーで県民のリアルな高知グルメを体験し、道の駅や直売所で高知の特産物を買って、ぜひ高知を満喫してみてくださいね。