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SPECIAL2019.11.29 (Fri)

相談メシ!第6回「調べればわかるはずのことを先輩に聞くのは気が引けます」

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  • 松本圭司 | Keiji Matsumoto
  • 株式会社シグナル CTO

こんにちは。シグナルCTOの松本です。
ランチをしながら社員の悩みをズバッと解決する『相談メシ!』第6回目です!

今回の相談者は、今年4月に新卒で入社したWebエンジニアの高瀬くん。

プログラミングほぼ未経験で入社した彼。これまで先輩のサポートのもと、意欲的に新しい知識をぐんぐん吸収してきてくれました。順調に成長中かと思いきや、実は「質問」することで先輩に負担をかけてしまっているのではないかと悩んでいるようです。

「調べればわかるはず」なのに自力で答えにたどり着けず……

今回選んだお店は、良い感じに街の中華料理屋感が漂う赤坂の「中国料理 かおたん」。

ランチでもメニューが豊富で、その中でも僕のおすすめは「もやしそば」です。懐かしい味わいの醤油スープやちぢれ麺に、焦がし玉ねぎが絶妙なアクセントになっているんですよ。上にはひき肉入りのもやし炒めがのっていて野菜もとれるので、ヘルシーに(?)おなかを満たしてくれる1杯です。

さて、料理が運ばれてきたところで、さっそく高瀬くんの悩みを聞いてみましょう。

松本:(僕のおすすめメシを頼んでいないのを横目に)どんなことで悩んでるの?

高瀬:ほぼプログラミングの経験がない状態で入社しているので、同じチームの先輩たちとのレベルの差が大きいんですよ。少しずつ先輩に聞かなくてもできることが増えてきたものの、今後どうやって差を埋めていけばいいのか……。

松本:高瀬くんは誰よりも勉強してるじゃない。僕はレベルの差は経験でしか埋められないと思ってる。それにはやっぱり、ある程度まとまった時間が必要で、焦る必要はないけどなぁ。会社としてもその辺りは理解して採用してますよ。けど、本当にそこで悩んでるの? どんなポイントでひっかかりを感じているんだろう?

高瀬:一番ひっかかるのは、先輩たちの時間をもらっているところですね。技術的なことって本来なら調べればわかることが多いじゃないですか。でも、まだ調べ方が下手で答えにたどり着けずに、先輩に聞く場面があるんです。

そういうときは、「調べればわかるはずなのに人に聞くのってどうなんだろう」と自分の中でひっかかりを覚えて。先輩からも、「もうちょっと自分で調べるべき」と思われているんじゃないかとかも考えちゃいます。みなさん優しいから嫌な顔をせずに教えてくれますけど、それが逆に不安で。

松本:もっと自分で調べろなんて思ってないと思うよ。うちの会社のエンジニアは入社前からがっつりプログラミングやってきた人たちじゃないから、彼らは独学でやってきて、手探りの時間が多かったと思う。ただ、その成長痛みたいなものを新人にも体感してほしいなんて別に思ってないんですよね。先輩だって今やっている仕事を手放せれば他の仕事ができるようになるわけだから、むしろどんどん教えてレベルアップさせたいと思ってるよ。

高瀬:それはありそうですね。

質問を変え、答えではなく「調べ方」を聞いてみる

松本:高瀬くんに聞きたいんだけど、もし自分に後輩がいたとして、いろいろ質問されたとしたら、どんなふうに感じます? もし質問されるのが嫌だと感じるケースがあるなら、それは避けるようにすればいいと思うんだけど。

高瀬:調べればわかることを聞かれたら、嫌というか「調べれば載っているのにな」とは感じると思います。

松本:たとえば営業のメンバーが高瀬くんに質問するときって、調べればわかることとはいえ、調べ方がわからないケースもあるでしょ。相手の事情を理解してあげると、「調べればわかるのに」って感じてた場面でも、「どう教えていくべきか?」を考えるようになるんじゃないかな。

高瀬:あっ、今すごく納得しました! 僕自身、今はまだ調べ方がわかっていないというのが大きいんですよね。

松本:もし、今まで答えを求めるような質問の仕方をしていたとすれば、質問を変えるっていうのもありかもしれないね。「どこで確認すればいいですか?」とか。

僕、以前いた会社で最初に開発リーダーを任されたときには、新しく入った部下にまずググり方から教えてたのね。質問されるたびにどんなワードで調べたのか、なぜそのワードを選んだのか聞いて、もっとこういうワードを入れると良いんじゃないかって教えてて。答えじゃなくて調べ方を教えれば、自分で調べる力がつくでしょ。

高瀬:今まで、「これでいいですか?」みたいに答えを求める形で質問してたので、そこを変えるってことですね。

松本:そう。緊急を要する問題なら早く答えを聞いたほうがいいけどね。そうじゃなければ、自分で調べるのも経験値になるから、たとえば「3時間まで」とか制限を設けて自分で調べてみて、それ以上無駄に時間がかかりそうだったら先輩に聞くといいと思うよ。

焦って答えを求めないほうが解決することもある

松本:時間に余裕があるなら、問題を一晩寝かせてもいいかもしれない。根詰めていると視野が狭くなったり集中力が落ちたりするし、一度睡眠をとることで寝ている間に脳内の情報が整理されて、翌朝急にひらめきが生まれることもあるから。

高瀬:次の日になって急に解決するってこと、確かにありますね。一時期は焦って根詰めてた時期もあったんですけど、よくないんですね。

松本:がんばっているのはすごくわかるけど、根詰めて体調崩すような無理はしないでね。そんな状態だと効率も悪いから。

高瀬:そうですね。先輩たちとの差を早く埋めたくて焦ってましたけど、まずは遠慮するんじゃなくて質問の仕方を見直してみること、根詰めすぎないことを意識してみたいと思います。ありがとうございました。

調べて分からなければ質問してOK。質問の仕方は考えよう

ということで、今回の相談「調べればわかるはずのことを先輩に聞くのは気が引けます」の解は、

・「調べる力」をつけるために時間制限付きで調べて、それでもわからなければ先輩に聞く。
・先輩には答えでなく、調べ方を聞き、先輩依存からの脱却を図る。
・早く成長することで先輩がステップアップできるので気にしない。

の3つです!新卒の皆さんもバシバシ先輩に質問して、すぐにでも先輩の仕事をとっちゃえるレベルに到達してください。

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<取材協力>
中国料理 かおたん

所在地:東京都港区赤坂6-3-15 J.赤坂101
電話番号:03-5570-2330

構成:福田さや香