
天狗になって衝突していた20代。肩の力が抜けたらやっと自分の持ち味が見えてきた

- シグナルバナナ編集部
クライアントからも「若手社員が多い」と言われるシグナル。そんな若いチームを束ねるマネージャーは、後輩たちにどのような思いを抱いているのでしょうか。「シグナルに入るまでは天狗になっていた」と笑うマネージャーの山上高広さんに、自身の若手時代や後輩たちに伝えたいことを聞いてみました。
先の見えない面白さを求めて転職。直後に感じたカルチャーショック
- 山上高広 | Takahiro Yamagami
- スポーツウェアメーカー、市役所、イベント企画会社を経て、2017年3月にシグナルへ入社。コンサルティング部マネージャー。
――20代が多いシグナルでは、39歳の山上さんは年長者の位置づけになりますよね。若手が多い環境、率直にどうですか?
最初はカルチャーショックというか、思った以上のジェネレーションギャップを感じてましたね。過去3回転職してるんですけど、これまでは上の世代が多いトップダウンの組織にいたので、コミュニケーションひとつとっても、今までの常識は通じないところがありました。
――あだ名で呼びあったり、フランクに雑談したり、確かに若い企業ならではの文化がシグナルにはありますね。いろいろな環境を知っているからこそ、若手社員にとっては山上さんに助けられる場面も多いのでは?
若手のうちは元気がいい反面、その元気さゆえに勢い余って突っ走ってしまうこともあります。そんな時は、年齢的にも経験的にも僕の出番かなと思うんですよね。時には立ち止まって、状況やお客様の意向をもう一度考えてもらえるように促すとか。
ただ、あまり心配し過ぎると挑戦する気持ちを削いでしまうかもしれないし、上の判断がないと動けなくなってしまうかもしれない。なので、どこまでサポートしてあげるかの匙加減は最近特に気にしています。
――歴史ある組織からシグナルのような若い組織に移った理由は?シグナルにどんなことを求めてたんですか?
先の見えない環境に身を置いてみたいっていう好奇心があったんですよ。それまでに在籍していた組織ではもう先が見えていて、60歳になった自分を容易に予想できてしまうし、面白くないなと思ったんです。その点シグナルは型にはまらずに新しいことをやっていけるので、面白いですね。
シグナルで天狗の鼻が折れたら、意外にも楽になった
――さまざまな環境で経験を積んできて、若手にアドバイスしたいことはありますか?
若いうちは尖ったほうがいいです。僕も20代の頃は、「自分が一番仕事してる!」と天狗になって、正論を振りかざしては上司に反抗してました。今振り返ると調子に乗ってたこと自体は反省すべきだと思いますが、上司の意見に従いすぎなかったからこそ自分の考えの幅を広げてこれた部分もあったと思うんですよね。
――そんな時代もあったんですね。今の山上さんからは想像しにくいですが。
シグナルに入社してからはだいぶ変わりましたからね。まず、社内に優秀でモチベーションが高い人が多いので、天狗の鼻が折れちゃいました(笑)。
それに、「コンサルタントだからお客様の前では賢そうに振舞わなければ」みたいな意識が以前はあったんですけど、自分には無理だって気づいたんですよ。
僕にはお客様と密にお付き合いする泥臭い営業スタイルが合ってるんです。シグナルでさんざん試行錯誤して、やっと自分の持ち味に気づきました。昔の同僚に会うと、「だいぶ丸くなったね」なんて言われますが、肩の力が抜けて楽になったので意外に良い変化だったんだと思います。
――ベンチャーに入って丸くなるって面白いですね。鼻が折れた山上さんは今後はどうなっていくんですか?
千里の道も一歩からの意識で、社内外問わず小さなことから一つひとつ信頼を積み重ねていきます。その結果、大きなことができるようになっていきたいですね。
――ありがとうございました!