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SPECIAL2019.6.26 (Wed)

インスタのMAUが3300万人を突破! 2019年上期(1月~6月)のSNSトレンドレポート

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  • 奥原祐太 | Yuta Okuhara
  • 株式会社シグナル SNSディレクター

こんにちは。SNSディレクターの奥原です。
平成から令和に変わり、日本は新時代に突入しました。時代の変化に合わせてSNSの各プラットフォームも進化を続けています。

もはや現代を生きる私たちにとってSNSはインフラと化し、生活には欠かせないツールとして機能しています。企業のみなさまにとっても、もうSNSを考慮しないマーケティングは考えられないでしょう。そんなマーケティング担当者の方向けに、2019年のSNSトレンドをまとめてみました。

2019年上期における主要SNSの動向

2018年に続き、Instagramが好調です。Instagram上で直接商品を購入できる「チェックアウト」機能が搭載されたことが2019年上期の大きなトピックと言えるでしょう。その他、主要なプラットフォームでは何が起きていたのか、詳しく見ていきましょう。

1.Twitter

上期の大きな動き

2018年は通期黒字達成と好調だったTwitter。特に日本は売上高が米国に次ぐ世界2位の市場となっており、2019年も日本人の国民性との結びつきが強いプラットフォームという立ち位置を守り続けています。

今年4月に公開された全世界のMAU(月間アクティブユーザー数)は3億3,000万人、DAU(日間アクティブユーザー数)は1億3,400万人。偽アカウントの凍結を積極的に行った影響で2018年の第4四半期にはMAUが一時的に減少していましたが、再び増加しています。

ちなみに、日本におけるMAUは2017年10月に4,500万人を突破との発表がされた後、発表はありません。

機能追加・更新情報

Twitterでは主にUIにおけるアップデートが多く、快適性の追求が進んでいます。特に、「タイムラインを新着順に並べ替え」「リプライ機能のデザインなどにおける変化」「カメラ機能&画像ツイートの見た目を大幅刷新」などが目立った機能改善でした。

また、GIFアニメや画像付きリツイートが可能になったのも注目すべき点です。インターネットミームに絡めた投稿が多く見られるTwitterでは、引用リツートにGIFアニメや画像をつけられるのはユーザー特性を意識したアップデートだと思われます。

また、プラットフォームの健全化も進められており、児童の性的搾取に該当するアカウント45万件を凍結したり、アカウントロックの異議申し立てがアプリからも可能になったりと、粛々と改善が進められている印象です。

2.Instagram

上期の大きな動き

Instagramは、2019年1月にストーリーズのユーザー数が5億人/日、2019年6月にはMAUが3,300万人を突破しました。FacebookのMAU2,800万人を完全に引き離し、絶好調ですね。ストーリーズは若年層、特に10代がよく閲覧しているようです(クロスフィニティ調べ)。

好調が続く一方で、Instagramユーザーによるバイトテロも話題になりました。ストーリーズ投稿のスクリーンショットがTwitterで拡散され、従業員による問題行為が世間に広まった格好で、一定時間で削除されるという気軽さから、誤った利用をされてしまったものと考えられます。

また、今夏には東京にInstagramのプロダクトチームを設置するというニュースも飛び込んできました。米国外では初とのこと。成長率はもちろん、ローカルサーチ、ストーリーズ、ハッシュタグ検索などの活用が他国と比べて早かったことが要因のようです。

機能追加・更新情報

2018年から引き続き多数のアップデートが発表されました。特筆すべきものをピックアップすると、冒頭でも触れた「アプリ内でショッピングを完結する“チェックアウト”機能」のほか、「画像も動画もない、ただのテキストやアンケート、クイズなどを作ってストーリーとして投稿できるCREATEモードの追加」「インフルエンサーの投稿から商品を直接購入できるように機能追加」などが挙げられます。

また、一部で賛否両論が巻き起こった「いいね数の非表示」について、カナダで公式テストが行われています。目的は、「いいねの数ではなく、ユーザーが共有している写真やビデオそのものに、フォロワーが注目するようになる」こと。つまりプラットフォームの健全化です。ちなみに、このテストでは「いいね」は投稿者本人のみ確認ができる形をとっているようです。

3.Facebook

上期の大きな動き

Facebookは、毎年春に行われるデベロッパーカンファレンス「F8」で、「The future is private」、つまり「プライバシー重視」の路線を強化すると発表しました。具体的には「プライバシーが守られるソーシャルプラットフォームが確立できれば、そのプラットフォーム上では支払いや金融取引など、プライバシーが必要なビジネスを行える」と、グループ機能の強化を図る姿勢を改めて示しています。

重要なアップデートとしては、ニュースフィードのアルゴリズムがまたも変更になりました。「より関連性の高いコンテンツ」を優先にする方針で、友達の投稿がより多く表示されるようになった一方、企業アカウントの投稿がさらに表示されにくくなったと考えられます。

その他、3月にはFacebookや傘下のInstagramユーザー数億人分のパスワードが、社内で閲覧できる状態になっていたとの報道がありました。プライバシーにおける信頼が復活する兆しはまだないようです。

機能追加・更新情報

InstagramにMAUを抜かれてしまったFacebook。若者離れが進み、日本でのメインプラットフォームとしての地位は失われてしまいました。企業ページのリーチがますます届かなくなっている今、このままでは広告配信をしない運用に価値を見いだしにくくなっています。

ただ、Messengerのアップデートやグループ機能の強化など、よりプライベートな空間にしていくとの路線変更を発表しているので、今後どのようなプラットフォームになっていくのかは注目したいところです。

4.その他のSNS

LINE

大手企業向け「LINE公式アカウント」と、中小企業・店舗向け「LINE@」が完全統合されました。新「LINE公式アカウント」では、料金プランの改定のほか、これまでは有料プランでの利用に限られていた「リッチメッセージ」や「ターゲティングメッセージ」などの機能が、すべてのプランで利用可能になります。

「LINE@」のみの機能だった1対1のトークも「LINE公式アカウント」で使用できるようになり、よりユーザーとの深いコミュニケーションができるようになります。

また、通常のLINEアプリでは、24時間で消える「ストーリー」機能が追加され、タイムラインの利用を活性化する狙いがあると考えられます。

TikTok

2018年における日本国内のDAUが950万人であったことを発表したTikTok(ちなみに世界のMAUは3億人)。若年層のアプリとして認識されましたが、実は40代男性のユーザーが増加し、10代の割合減少しているという調査結果(フラー調べ)もあります。

SNSでは、アーリーアダプターである若年層の間で流行すると、メディアが取り上げ拡散、興味を持った情報感度の高い「おじさん」が参入という流れが定着化しつつあります。ある意味Facebookと同じ現象が起きようとしているのかもしれません。TikTokがプラットフォームとして一般化してきた証とも言えるでしょう。

2019年下期のトレンド予測

2020年の東京オリンピックに向け、日本は世界の人々を迎え入れるためにインフラや条例など、さまざまな機能をアップデートしていきます。中でも注目される5Gの普及により、動画広告の需要がますます高まっていくことが予想されます。

また、ストーリー機能のようなコンテンツも引き続きトレンドになると思われます。気軽に投稿できるほか、「日常の一瞬を切り取るリアルタイム性」がユーザーに好まれているのでしょう。Instagramのショッピング機能の強化を受け、Twitterなどの他のプラットフォームでも購買行動に結びつくようなアップデートがあるかもしれません。

企業のマーケティング担当者からは、SNSにおけるUGC(User Generated Contents)が注目されており、一般ユーザーの投稿も広告やCMと同じく、影響力のあるパーソナルメディアとして見直されています。ユーザーの強力な口コミによるオーガニックリーチを増加させる施策を打つ企業が、日に日に増えてきている印象です。1対nのコミュニケーションではなく、1対1のコミュニケーションが今後ますます重要になってくるでしょう。

構成:福田さや香