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SPECIAL2018.8.08 (Wed)

相談メシ!第4回「心配されたくなくて、人前で元気な自分を演じてしまいます」

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  • 松本圭司 | Keiji Matsumoto
  • 株式会社シグナル CTO

こんにちは。シグナルCTOの松本です。
ランチをしながら社員の悩みをズバッと解決する『相談メシ!』第4回目です!

今回の相談者は、今年の春に入社したSNSディレクターの青木さん。

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入社間もない彼女へシグナルの印象を聞いてみたところ、返ってきた答えは「天使みたいな人がいっぱい♪♪」。――確実に会社へ新たな風を吹き込んでいる青木さんですが、見かけによらずネガティブ思考とのこと。人一倍周りの目を気にしていて、不安や心配事を一人で抱え込んでいるようです。

周りの目を気にしすぎて、消耗してしまいます

今回選んだお店は、和風割烹店の「會水庵」です。名物の「釜あげしらすと焼いわしの親子丼」(1200円)は、僕の中の赤坂ナンバーワンランチといっても過言ではありません。香ばしく焼けたいわしとふわふわなしらすが相性抜群。ボリューム満点ですが、最後まで飽きずに食べられるほど絶品です! じっくりと味わいながら、早速話を聞いてみようと思います。

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親子丼の他に小鉢2品、とろろ、お味噌汁がつきます。

松本:青木さんはいつも元気そうに見えますけど、悩みとかあるんですか?

青木:あります。私は結構周りの目を気にしてしまうタイプなので、どうずればいいのかなって。

松本:気になってもいいんじゃない? 青木さんが思っている以上にみんなも周りの目を意識して生活していると思うし。

青木:そうかもしれません。でも、私は“過度に”気にしてしまうんです。それが原因で精神的に消耗してしまっているので、良くないなと。自分と他人を比較して優劣をつけることは無意味だと分かっていても、「周りのみんなはテキパキ仕事ができるのに自分は……」と劣等感を持ったり、逆に自分は周りからどういうふうに見られているのか気になったりしてしまうんです。

松本:他人の評価が気になったり、自分のことを認めてほしいという感情を抱いたりするのは承認欲求があるからだと思うんだけど、それは何歳になってもずっと感じることなんですよ。みんな特定の誰かに認めてもらえるように頑張っていると思うし、それがなくなったら人として成長しないと思う。

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青木:確かにそうですね。私も認められたいんだと思います。周りから「きちんと仕事ができていない」って思われていたらどうしようとか、同時期に入社した人と比較されていないかなぁとかしょっちゅう心配していました(笑)

松本:なるほどね。奥さんからの受け売りだけど、仕事をするうえで「能力」と「人格」は別物です。仕事のできる人が必ずしも人間性が優れているっていうわけではないじゃないですか。仕事で注意されたとしても人格を否定されているわけじゃないの。もちろん仕事はちゃんとこなせるようになったほうがいいけど、自分は駄目と思って無理しすぎることはないよ。

青木:そうですね。入社して4ヵ月経って仕事にも少し慣れてきて、周りの期待に応えようと気張っていたのが裏目に出ていたのかもしれません。

悪い予想をし過ぎて、なかなか寝付けないことも

松本:さっき他人と比較してしまうって話があったけど、自分より優秀な人がいる会社の方が働き甲斐があると思うよ。

青木:すごいポジティブ! そんな考え方ができるようになれたらいいなぁ。最近は繁忙期ってこともあって、「今日は今日、明日は明日」ってきちんと切り替えようって思っているんですけど、夜なかなか寝られないんです。ドキドキして。

松本:え、恋ですか?

青木:違います(笑)

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松本:冗談ですけど。なんで眠れないんですか?

青木:クライアントさんから何か注意をされてしまったらどうしようとか、悪い予想をいろいろ考え出したら寝られなくて……。

松本:青木さんが夜眠れなくなるほど心配しているのは、担当者としての責任感がきちんとある証拠だと思うんです。変な言い方かもしれないけど、それはそれですばらしいことだと思います。

そうやってちゃんと責任感を持つことができているのであれば、今度は注意を受けないためにはどうすればいいのかを考えて実行すればいいだけのこと。もしそれが自分一人でうまくできないのであれば、チームの人に相談にのってもらえないかお願いをして、解決の糸口を一緒に探すというのもひとつの手だと思うんですよね。

担当者は青木さんだったとしても、全て一人で解決しなければならないっていうことではないので。

とにかく「自分はこういう理由で悩んでいます!」というのを周りにしっかり伝えること。社内に頼れる先輩はたくさんいるんだから、もっと気兼ねなく相談してもいいと思う。こういうときすぐに周りの人に相談できるのってシグナルのいいところでもあると思うんです。ただそんな環境があっても、悩んでいる本人がきちんと伝えてくれないと誰も助けてくれないし、改善されないよね。

心配されたくなくて、悩みを素直に表現できずにいました

松本:そもそも僕は青木さんがこんなに思い詰めているって今初めて知ったから、チームのみんなからも悩んでいるようには見えてないと思う。

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青木:「今日元気ないね、どうしたの?」という感じで周りから心配されたくなくて、自分が悩んでいるって思われない方がいいと思っていました。

松本:その“人に弱さを見せない方が良い”と思うようになった背景とかあるんですか?

青木:多分、長女だということが大きいのかもしれません。親の期待に応えなきゃと常に思っていて、大人の顔色をうかがって育ってきました。だから、相手を不安にさせるような感情は出さないように自然とブレーキがかかっているんだと思います。

松本:根深いね。でも弱みは見せていいんですよ。本当は悩んでいるのに今みたいに元気に振舞って一人で抱え込んで「もう限界なので、会社辞めます」っていきなり言われるより、「私辛いんです。だから、なんとかしてください」ってきちんと伝えてくれる方が、こちらも対処することができるし会社としてもありがたいです。何も言わないで、苦しんでいるのを察してくださいというのはちょっと怠慢だと思うな。

青木:自分一人が抱え込めば、周りにこれ以上迷惑かけずに済むのかなって思い込んでしまっていたかもしれません。でも、松本さんのアドバイス通り一人で悩まないで、周りにマイナスの感情でも素直に吐露しようと思います。

松本:そうですよ。まだ入社して4ヵ月なんだから、甘えられるうちは存分に甘えればいいよ!

青木:ありがとうございます。シグナルに入社して初めて仕事の悩みを相談できたので、不安から解き放たれた感じがします! 自分を偽るのはもうやめようと思いました。

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たとえ人から嫌われたとしても、死ぬわけじゃない

誰しも、“人から嫌われたくない”という気持ちはあります。若くても老いていても同じだと思います。ただ、出会う人全員から気に入られた人なんて人類の歴史上絶対、いや多分いないんです。だからこそ周りの人を気遣いながらも、自分の悩みを抱え込まず相談し、共感できる仲間を増やし、周りを巻き込み、自分の承認欲求を高め、会社での生活を楽しんでもらえればいいなと思います。もうなんだか青春です。若いってすてき。

はからずも親子丼が続いたので、今度は丼もの以外をチョイスしたいと思います! 次回もお楽しみに。

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<取材協力>
會水庵 (かいすいあん)
所在地:東京都港区赤坂6-4-15 シティマンション赤坂 1F
電話番号:03-3505-2369
https://blogs.yahoo.co.jp/kaisuian

構成:入松川周子