%e4%bb%96%e7%a4%be%e3%81%aepr%e3%81%af%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%ab%e8%87%aa%e7%a4%be%e3%81%aepr%e3%81%af%e5%85%a8%e7%84%b6%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%84%e3%82%a2
SPECIAL2016.12.11 (Sun)

他社のPRはしてるのに自社のPRを全然してない「シグナル」の社長に会社について聞いてみた

こんにちは。シグナルバナナ編集部です。

PR会社とは、「企業に代わって会社や商品を世に広めている会社」。
そんなPR会社なら当然自社のPRも得意だろう、そう思っている方に、弊社こと赤坂にあるPR会社・株式会社シグナルのWebサイトをご覧いただきたいと思います。

%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc-1447

これだけです。はっきり言って、全然PRできてません。

しかも、「シグナル」でGoogle検索をしてもほとんど会社についての情報が出てきません。PR会社なのに……。
あまりに自社をPRする気が感じられないので、なぜかほとんど掲載されていないシグナルの会社情報、そしてPR会社なのに全然PRできてない理由を、社長の草場さんに直接聞いてみました。

%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc-1461

%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc-1455

  • 草場大輔 | Daisuke Kusaba
  • 株式会社シグナル代表取締役、1974年生まれ、Webメディアの広告営業・企画・制作・海外事業の立ち上げなどを経験後、2008年にシグナル入社。2009年に代表取締役に就任。

PRとはコミュニケーションを最適化すること

──シグナルって簡単に言うと何をやっている会社ですか?

草場 PRという言葉でくくってしまうと簡単ですけど、僕自身はPRを含めた「コミュニケーション全般」を広く取り扱う会社だと思っています。お客さんが世に広めたいものがあったときに、適切なコミュニケーションを提案して実行しています。

──PRという言葉自体がわかりにくいと思うのですが、シグナルがしているWeb PRってどういうことですか?

草場 まず、PRとは狭義にはその企業のお客様になりえる個人や企業に対してきちんとしたコミュニケーションをとることです。PRというと、どうしても広報と思われがちですが、広報だけではなくてコミュニケーション全般を最適化していくということをしています。
その中でWeb PRとなると、「インターネット上にいる潜在的なお客様に適切なコミュニケーションをとっていくこと」となります。インターネットを利用している人の中にも、スマートフォンのアプリしか使わない人、YouTubeを頻繁に使っている人、新聞社のWebサイトしか見ませんという人などさまざまな人がいます。インターネットを通じてターゲット層に適切なコミュニケーションをとっていくのが僕たちの仕事です。

シグナルが提供しているサービス

● ソーシャルメディアPR
ソーシャルメディアを活用したWeb上での話題作り
● ソーシャルメディアプロモーション
SNSを活用したキャンペーンの企画・運営など
● インフルエンサーキャスティング
インフルエンサーとのコラボレーションによる情報拡散
● 各種Webサイト制作、アプリ開発
コーポレートサイトやキャンペーンサイトなどの制作、各種アプリの開発
● 広告出稿
オンライン広告の企画、出稿

オンラインとオフライン、PRと広告。すべてがコミュニケーション

──シグナルではオフラインのPRはやってないんですか?

草場 シグナルの前身であるWOMCOM(ワムコム)時代には、オフラインのPRは同じベクトルグループ内の他社にお願いすることもありましたが、現在はオンラインとオフラインとを分けること自体がナンセンスだと思っています。別々にする意味がないので、テレビ・新聞・雑誌などを通じてのPRであってもシグナルで完結できるような体制にしています。

──なるほど。ところで、シグナルはPRだけでなく広告の仕事もしていますが、広告もコミュニケーションの延長という考えですか?

草場 広告も、大きなコミュニケーション戦略の下にあるものだと思っています。ですから、お客様から広告も含めた提案をしてほしいと言われた場合には、広告を提案することもあります。ただ、お客様側では広告とPRの担当部署が分かれている場合も多いので、お仕事をする上でどちらのご担当者様に提案するかは臨機応変に対応しています。

──業務領域が広くて、シグナルが何をやっているかわからないと言われませんか?

草場 お問い合わせいただくときには、PRの会社として声をかけていただくほか、イベントの会社としての場合や口コミのマーケティングの会社としての場合もあります。お話を伺って、「こういうこともできますよ」と当初期待されていた役割以外のご提案をすると、「一体、何屋さんなんですか?」と言われることはありますね。

シグナルの前身のWOMCOMは口コミのマーケティングをしている会社だったので、当時のことを知るお客様からはブロガーイベントなど口コミのマーケティングを求められることもあります。ただ、お話をしていく中で、口コミよりも他の方法がお客様のやりたいことに適していれば、口コミは提案しないこともあります。ブロガーイベントをすることが目的ではなく、その先に売り上げや認知度の向上といった目的があるわけですので。

そのような場合には、「何屋さんなの?」と言われますが、このとき「PR」という言葉は便利ですね。よく、「PR全般をしています」と答えています。

PR会社が自社のPRは下手な理由

──PR会社なのに、Web上にシグナル自身の情報が少ないと思うのですが。

草場 これはおそらく、ほとんどのPR会社に言えることだと思うんですけど、自分たちのことをPRするのが下手くそなんです。お客様のためにPRをして、テレビ・新聞・雑誌・Webなどのメディアに取り上げてもらうことはできるんですが、自分たちのことになったとたんにそれができなくなってしまうんですよ。

僕の考えでは、PR会社は自分たちのPRをすることに抵抗があるような気がしています。普段はエージェントとして、「この企業・サービス、すごくいいんですよ!」と、お客様の情報をメディアの担当者に紹介して取り上げてもらっていますが、これを自社に置き換えたとたんに、「俺ら、すごいでしょ」って言っているのと一緒になってしまうんです。そう考えると、やりにくい感があるのであまり上手じゃないのかなと思います。

image03

──もっとシグナルの名前を世に出していきたいという気持ちはありますか?

草場 出していきたいかいきたくないかで言えば、名前を出すことにこだわりはないんですけど、名前が世に広まることで社員が仕事をしやすくなるのであれば出していきたいですね。

──草場さんはあまりメディアに顔を出していませんが、取材を受けることについてはどうですか?

草場 自社のPRが下手という話につながるんですが、「俺が、俺が」というのはちょっと嫌なんですよ。ただ、関わったお仕事のつながりで「ぜひお願いします」と言ってくださる方が仮にいるとすれば受けていきたいとは思っています。

「口コミの会社」から始まりWeb制作もするように

──先ほどWOMCOMの名前が出ましたが、会社の設立について教えてもらえますか?

草場 僕は途中から参画したので聞いた話にはなるのですが、WOMCOMが設立された2005年当時は「口コミ」がキーワードとしてはやっていました。そこで、ベクトルグループが本格的に口コミマーケティングに取り組んでいることを市場にアピールする意図もあって、別会社としてWOMCOMを立ち上げたと聞いています。

当時は口コミに特化していた半面、口コミにしばられてしまってもいて、ブロガーイベントなどのブロガーコミュニケーションを中心にしていました。ブロガーイベントは当時の流行だったんですが、ひとくちにブロガーと言っても影響力の大きい方から小さい方まで幅があったため、後に、よりPRしたい商材に適切なインフルエンサーを探す方向にシフトしていきました。

──草場さんはどのような経緯でWOMCOMに入社したんですか?

草場 入社前、Web広告の仕事をしていた僕にとってWOMCOMは制作の仕事をもらっているクライアントでしたが、面白いことを考えている会社だなと思っていました。

また、たまたま前職のときに立ち上げた新しいサービスを広めるにあたって、予算がなかったのでPRだけでお客様を集めようということになり、ほとんどお金をかけずに数百人のブロガーさんを集めたことがありました。

それまでは広告畑にいたので、「広告にお金をかけなくても、PRだけでこんなに人が集まるんだ」ということを初めて知って、PRって面白いかもと思ったのが入社のきっかけですね。

──今のシグナルはWeb制作もしていますが、創業当初からやっていたんですか?

草場 創業当初はやっていませんでした。口コミの仕事をしていくうちに、口コミサイトなどのWebサイトを作ってほしいという依頼が増えてきました。当初はディレクションのみをして、制作は外部の会社にお願いしていたんですが、数が増えてきたので「制作を自社に取り込んでいくのも良いんじゃないか」ということになりました。

とはいっても、はっきりとWeb制作をスタートさせたということではなく、少しずつ内部でこなせるようにしてきたという感じです。それでも、ちょうど社名がシグナルになった2011年ごろには、Web制作を内製でするようになっていました。

──2016年はシグナルからいくつかの新しいサービスがリリースされていますが、特に評判がいいサービスについて教えてください。

草場 5月にリリースされた「#ハッシュタグる君」は、Webキャンペーンを展開するお客様によく利用していただいています。TwitterやInstagramでハッシュタグを使ったキャンペーンをするときに、キャンペーンサイトに両者の投稿を集約して一覧化できるサービスです。

ちょうどサービスをリリースした月の翌月からInstagramのAPI使用が認証制となったため、特にそのタイミングでAPIが使用できなくなった企業様にご好評いただいています。

コミュニケーションを円滑にするためのパートナーへ

──シグナルの今後の展望について教えてください。

草場 シグナルには今、アルバイトなどを含めると50名ほどのスタッフがいますが、さらに増やしたい気持ちはあります。それも、ただ現状の仕事だけで人を増やしていくということではなく、新しい領域にチャレンジしていきたいと思っています。

今はコミュニケーション全般ができるといってもまだまだ自社だけではできていない部分があり、Webメディア運営やWebの会員制サービスなどに関しては今後、内製化を進めていくつもりです。

本当の意味でコミュニケーションに関するすべてをシグナルが請け負えるようになり、社員にはコミュニケーションデザイナーの役割を担っていってもらいたいと思っています。

──最後に、PRやマーケティングのご担当者様に向けたアピールをお願いします!

草場 シグナルは広告代理店でもなく、純粋なPR代理店でも制作会社でもない位置づけでわかりにくい会社ですが、そこが武器だとも感じています。コミュニケーションに関してお困りのことがあれば、まずご相談ください。ソリューションがいくつかご提案できると思います。

逆に、「業者」だと思って連絡して来られるようなケースはお断りしたいです。あくまでもコミュニケーションを円滑にしていくためのパートナーとしてお付き合いしていきたいと思っています。「パートナーを探している」というスタンスでお問い合わせいただけるのであれば、僕らとしてはうれしい限りです。生意気ですけど。

image09

まだまだ伝え足りないシグナルの情報を、新しく立ち上げたWebメディア「シグナルバナナ」で公開していきます。
どうぞよろしくお願いします!

image08

構成:福田さや香

写真:板谷俊成