
【プロが教えるSNS運用】シグナル流Twitter投稿カレンダーの作り方
- 青木結有 | Yu Aoki
- 株式会社シグナル SNSディレクター
こんにちは。SNSディレクターの青木です。
今回は、意外に語られることの少ないTwitterの投稿カレンダーについて解説します。投稿カレンダーを作成していない企業も少なくないようですが、作成するメリットもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
投稿カレンダーを作成するメリット
投稿カレンダーを作成する一番のメリットは、計画を立てることで「○○の日」などの記念日に合わせた投稿ができるようになる点です。
特にTwitterでは記念日がトレンド入りしやすい傾向にあり、企業にとって記念日はリーチや新規フォロワー獲得のチャンス。SNS運用に慣れていない企業であっても、まずはここを押さえれば、多くのユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まります。
また、投稿カレンダーとして俯瞰できる状態にすることで、企業として一貫性のあるメッセージを届けたり、情報を漏らさず伝えたり、同じような投稿が続くのを避けたり、といったことが容易になります。もちろん、内容に問題がないか確認する際にも役立ちます。
これらの理由から、シグナルがSNSのコンサルティングをする際には、投稿カレンダーを作成することをおすすめしています。
シグナル流Twitter投稿カレンダーの作り方
では、どのような手順で作成すればよいのでしょうか?シグナルが実践している方法をご紹介します。
1.フォーマットを用意する
まずは、次のようなフォーマットを作成します。ちなみに、企業アカウントが土日祝日に投稿を行うとリーガル・リテラシーが低い会社と思われかねないため、土日はグレーで塗りつぶしています。投稿時間はお昼に投稿を見てもらえるよう11時としていますが、ターゲットに応じて変更します。
「カテゴリー」列は、この後ご説明する「記念日」「告知」「お役立ち情報」「流行ネタ」などの分類を入力するために使用します。
2.記念日を調べ、記念日関連の投稿日を決定する
最初に記入しているのは記念日です。まずは投稿に採用するかどうかは置いておき、「記念日」欄にインターネットなどで調べた記念日を書き入れましょう。
特にトレンド入りしやすそうな記念日があれば、その日は記念日関連の投稿を優先する日とします。トレンド入りしやすい記念日については、Twitterマーケティング公式アカウント(@TwitterMktgJP)が公開している「モーメントカレンダー」が参考になります。
3.新商品やキャンペーン、イベントなどの投稿日を決定する
新商品やキャンペーン、イベントなど、企業として必ず告知したい日を決定します。記念日同様、優先度が高い内容となりますので、もし記念日と重複してしまった場合は同じ日に時間をずらして投稿しても構いません。
4.商品・サービスに関連したお役立ち情報の投稿日を決定する
新規フォロワー獲得や、既存ファンのエンゲージメント向上のため、ユーザーに向けたお役立ち情報を発信することをおすすめしています。記念日や告知のない日は、こうした情報を発信することを検討しましょう。
5.流行ネタの投稿日を決定する
企業アカウントは硬いイメージを持たれやすいので、できれば柔らかいネタを入れたいところ。SNSのみならず、メディアで流行しているネタ(お笑いなど)を意識した投稿をする日も作りましょう。
6.その他の投稿を決定し、投稿頻度を調整する
上記2~5の投稿を基本として組み合わせ、週にだいたい2,3回の投稿頻度となるように調整します。投稿頻度に決まりはありませんが、企業アカウントの場合はあまり回数を増やしてもユーザーの反応がイマイチということは少なくないので、無理に増やす必要はありません。
ちなみに、基本の投稿内容のほかに、
・自社の別のSNSのアカウントを紹介する
・就活生向けの情報(社員紹介や社内イベントなど)を紹介する
・自社が主催または参加しているイベントの実況をする
などを検討してもいいでしょう。アカウントの目的やターゲットに合わせて選択してみてください。
7.投稿文、画像、URLを記入する
ここまでのステップで、いつ・どんな内容を投稿するかが決まったかと思います。あとはカレンダーに実際に投稿する文章や画像、URLを記入しましょう。
投稿ネタに困ったら、シグナルにご相談ください
実際に投稿カレンダーの作成を始めると、「お役立ち情報ってどんなものを投稿すればいいの?」「流行ネタをうまく投稿に取り入れるには?」などの疑問が湧いてくることがあるかもしれません。シグナルではターゲットに刺さる投稿をするためのコンサルティングを行っていますので、お困りの際はぜひご相談ください!