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HOW TO2017.3.09 (Thu)

【プロモーターが解説】もっと読まれるプレスリリースにするための4つのポイント

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  • 磯貝美貴 | Miki Isogai
  • 株式会社シグナル メディアプロモーター

こんにちは。メディアプロモーターの磯貝です。
シグナルではプレスリリースの制作代行をしていますが、広報担当者様からプレスリリースの書き方についてご相談を受けることもあります。

同じニュースであっても、見せ方が違えばメディアからの反響は変わるものです。今回は、私が実務経験から学んだことを中心に、プレスリリースをブラッシュアップする方法をご紹介したいと思います。

まずは、プレスリリースの構成をおさらい

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プレスリリースの基本的な構成は上記のとおりです。ヘッダーに「報道関係者各位」や「News Release」と明示することで、プレスリリースであることがすぐにわかるようにしています。会社のロゴは、右上または左上の目立つ位置に入れます。

この中で、まずメディアが見るのはタイトル。つまり、タイトルがプレスリリースの中で最も重要な役割を果たします。タイトルで目を引いて、リード文で興味を持ってもらえたら、やっと本文まで読んでもらえるのです。

もっと読まれるプレスリリースにするには

いつものプレスリリースをさらにメディアの目に留まるようにするには、次の点に気を付けると効果的です。

1.テーマ探しでは視点を生活者寄りに変えてみる

大原則としてプレスリリースでは新しい情報を発信しますが、ただ新しいだけではメディアの興味を引くことはできません。また、プレゼントキャンペーンなど、メディアからは広告色が強いと受け取られて敬遠されてしまいがちなテーマもあります。

ではどうするかというと、新しい商品を開発した背景にはどういった社会状況があるのか、プレゼントキャンペーンの他にも生活者に関わりのある未公開情報はないのかを見直すのです。プレスリリースはメディアを通して生活者に情報を伝える手段です。メディアの先にいる読者にどう影響するのかが伝わるように書くと、メディアに興味を持ってもらえる可能性が高まります。

2.タイトルは訴求ポイントを絞って簡潔に

「日本初」「業界初」であればタイトルの頭に表記し、簡潔に十数文字程度でまとめるのが理想です。短いと思われるかもしれませんが、Yahoo!のトピックスや、ニュース番組のテロップは十数文字。それくらいの文字数まで短くしても伝わるタイトルにできるのが望ましいです。

当然、タイトルを短くすると盛り込める情報が限られるので、優先順位をつけて訴求ポイントを絞り込む必要があります。仮に新商品の特徴が3つあったとしても、全部出したいのを我慢して、その中で特に打ち出したいものを1つ決めましょう。

3.ターゲットメディアに応じた情報を盛り込む

ターゲットメディアが定まっていないと相手に届くプレスリリースにはなりませんから、もし定まっていなければターゲットメディアを決めます。

そして、TVならサービスの利用シーンやイベントの様子など、「いい映像が撮れそう」と思ってもらえるように書き、新聞なら企業の取り組みや数字を入れるようにするといったメディアが欲しい情報を提供するようにするのです。

4.(Webメディア向け)画像は高品質なものを使用する

これはWebメディアをターゲットとする場合ですが、プレスリリースに使用する画像は高品質なものを用意した方がいいです。特に、食品ならシズル感は必須です。雑誌であれば取材を受けてカメラマンが撮影してくれることもありますが、Webメディアは予算やスピードの都合で取材できないことがほとんど。そこで、こちらからサイト上で映えるような画像を提供すれば、露出アップが期待できるのです。

画像のトーンは、ターゲットメディアが男性向けなのか女性向けなのかによって変えます。メディア自体のトーンに合わせるため、同じ商品であっても男性系なら画像は暗め、女性系なら明るめにします。

テクニックより「相手に伝わるように書く」こと!

今となっては笑い話ですが、プロモーターになりたてのころに大手自動車メーカーの某人気車種が当たるキャンペーンで、「車が当たる!」というタイトルをつけようとしたことがあります。その車種を知らない人でもわかるようにと考えすぎて、メーカー名も車種名も抜いてしまうというおかしな方向に行ってしまった恥ずかしい思い出です……。

これは失敗例ですが、伝わるように書くというのはやはり基本です。簡潔に書くとか、専門用語はわかりやすく他の言葉に置き換えるとか、プレスリリースには“お作法”がいろいろとありますが、テクニックではなく相手に届くように考えて書くことが大切なのではないかと思います。

構成:福田さや香