
こんなサイトは嫌われる!? 欲しい情報が見つからないWebサイトのNG集
- 鈴木秀典 | Hidenori Suzuki
- 株式会社シグナル Webディレクター
こんにちは。Webディレクターの鈴木です。
Webサイトにおいて来訪者の離脱を招く理由の一つに、「情報の探しにくさ」が挙げられます。現代のような情報があふれる時代では、欲しい情報が見つけにくいサイトを熱心に見てくれる人は限られてくるでしょう。
サイトを制作する際は、どのような人が訪れるのか、どのような情報が求められるのかを整理した上で情報の配置を決定することが望ましいです。この情報設計がうまくいっていないことで利便性を損ねている例をNG集としてまとめました。
せっかくサイトを訪れてくれた人のニーズに応えていないとしたら、もったいないですよね。
情報を探しにくいWebサイトのNG集
1.小さなトピックまで載せ、重要な情報が埋もれている
大小さまざまなトピックを並列して載せてしまっているサイトは、欲しい情報をパッと入手したい来訪者には敬遠されかねません。たとえば、もうすぐ開催されるイベントについて知りたいのに、新着情報に「スタッフブログを更新しました!」など重要度の低い情報が並んでいたら、来訪者はどう感じるでしょうか?
重要な情報を来訪者に知らせるためには、時には些細な情報を割愛することも必要です。また、更新のお知らせなら「4月から新商品○○が店頭に登場しました!」など、内容がわかるように表示しましょう。どうしても情報量が多いのであればカテゴリ―別に分類し、「イベント」「ブログ」などのタグを付け、視覚的に見分けやすくするとなお良いです。
2.ハンバーガーメニューに項目を詰め込み過ぎている
もはや定番になった感もあるハンバーガーメニュー。ときどき見かけるのが、メニューの項目数が多すぎて、スマホだとスクロールが必要になるほど長くなってしまっているケースです。これでは来訪者がひと目で全体を捉えて情報を見つけることができません。
どうしてもメニューが多くなってしまう場合は、サブメニューに分けて表示できないかを検討するのが望ましいです(ただし、サブメニューをあまり乱用すると整理されていない印象になってしまうので注意が必要です)。ちなみに項目を詰め込み過ぎた影響なのか、メニューボタンの高さが不十分で、スマホユーザーが誤タップしやすいサイトもあります。タップしやすさを考えれば、ボタンの高さは44px(※)は確保しておきたいものです。
※iOSの「Human Interface Guidelines」で推奨されるタップ可能領域の最小サイズ(約44pt×44pt)を基準としています。
3.BtoBの情報とBtoCの情報をきちんと分けていない
こちらは、BtoB・BtoCのどちらのビジネスも行っている企業が、「法人の方はこちら」「個人の方はこちら」などと対象ごとにページを分けていないケースです。情報が混在していると、気に入った製品が法人向けにしか販売されておらずガッカリしたり、法人向けのサービスだけを見たいのに探しにくかったり、来訪者にストレスを与えてしまいます。
言うまでもありませんが、ターゲットが異なるのであれば、カテゴリーを分けるなどして情報を探しやすくすることが望ましいです。
Webサイトの利便性はブランドイメージにもつながる
NGなサイトには、企業の意図と来訪者のニーズの不一致が見られます。これを防ぐにはサイトを設計する段階で、ユーザー目線に立って利便性をチェックしてみることが大切なのではないでしょうか。そうすることでサイトの印象がアップすれば、結果的にブランドイメージも高まっていくのではないかと思います。
シグナルではWeb制作に関するご相談を受け付けています。PR効果を高めるWebサイトのご提案は、シグナルにお任せください。