Doodle vector illustration of web developer creating website, client web application, interface. Front-end development concept for web banner, hero image, printed material
HOW TO2017.7.31 (Mon)

神降臨時は話しかけないで!? 攻略法つきエンジニアあるある

0696onishi.png

  • 大西孝太 | Kouta Ohnishi
  • 株式会社シグナル Webエンジニア

こんにちは。しがないWebエンジニアをしている大西と申します。
皆さんの中にはエンジニアとお仕事をする際、「特徴的な話し方でついていけない」「仕事のことで話しかけたのに、そっけない対応をされた」などと感じた人がいるのではないでしょうか? エンジニアは、何を考えているのかわからないとか、コミュニケーションがうまくいかない相手ととらえられがちです。

そこで、今回この道十数年の僕が、エンジニアという生き物がどういう生態なのかを、あるあるネタを通してあらわにしていきたいと思います。彼らの傾向を知ることで、エンジニアと円滑なコミュニケーションをとれるコツがつかめるかもしれません!

謎多きエンジニアのあるあると攻略法!

その1.フワッとした依頼が苦手

エンジニアは、抽象的な依頼をとにかく嫌がります。例えばWeb制作の現場において、「このテキストをもっと目立たせてください」といったような依頼をされるとストレスに感じてしまうのです。

なぜかというと、テキストを目立たせるといっても「文字の色or背景色を変える」「文字を大きくor太くする」「下線をひく」など方法がたくさんある上、そもそも〝もっと〟とは具体的にどの程度なのか……? と考える要素がたくさんあるからです。

こういったケースでは、非エンジニアでも「目立たせるって、具体的にどういうこと?」と気になる方は気になると思います。ことエンジニアとなると、システムというロジカルなものに向き合っている分、あいまいな依頼を嫌う傾向が強いのです。

そのため、比較的ライトな依頼であっても、「文字の色を明るめにした方が良いですか?」「太字にすればいいってことですか?」といったように細かく質問を返してくると思いますが、悪気があってのことではありません。しつこい! と思わず、お付き合いくださるとうれしいです。そして、もし可能であれば、イメージをより具体的に伝えていただけると、コミュニケーションがスムーズになると思います!

その2.職人並みの集中力

一度スイッチが入ると一晩ずっと作業を続けてしまうほど、エンジニアは集中力が高い人が多いと思います。この集中力が続いているときは、いわば〝神が降りている状態〟です。エンジニアに話しかけてそっけない態度をとられたことがあるという方は、この〝神降臨時〟に話しかけてしまったのかもしれません。

僕の体験談なのですが、ある時、何時間も悩んでいたプログラムが急に閃いた、まさに神が降りてきた瞬間がありました。すぐさま頭に浮かんだものを勢いよくPCに打ちこんでいたのですが、そこへ突然話しかけられたことで閃いた内容を忘れてしまったのです。仕方なく、また一から考え直しましたが、中断せずに書いていれば20分で終わったであろう作業が、結局2時間くらいかかってしまいました。これは極端な例ですし、思い浮かんだものをメモしなかった僕も悪いという話ですが、エンジニアにとって集中しているときに話しかけられるのは、このように意外とダメージが大きいんです。

「そんなこと言われても、はたから見て集中しているかどうかなんてわからないよ!」と思う人もいるかもしれません。でも実は、見分け方にはポイントがあるのです!

PC画面に食らいつくかのように前屈みになったり、びんぼうゆすりを始めたり、神が降りているときは絶対にいつもと違う状態になります。人それぞれ出る態度は違うでしょうが、普段と異なる鬼気迫るような雰囲気を感じたら、そのときは〝神が降臨しているんだな〟と判断していただければ大丈夫です。

というわけで、冷たい対応をとられ無駄に嫌な思いをしたくないという方は、神降臨時を避けて話しかけることをおすすめします。ちなみに、逆に話し相手を求めているときは、周りをキョロキョロしはじめます。僕個人の話ですが(笑)

その3.「これできる?」に対して即答しない

最後にご紹介するあるあるは、もしかしたら営業の方々が歯痒く思っていることかもしれません。エンジニアを含む制作者サイドは、「これできる?」という営業からの質問に対して即答しない場合があるかと思います。というより、即答できないといった方が適当かもしれません。

なぜなら、営業サイドは「クライアントが要望するもの、満足できるものを作れるかどうか」を尋ねていると思いますが、制作者サイドからするとこの問いは「制作物の具現化が可能なのか」ということであり、判断材料となる情報が揃っていない状態ではなかなか即答できないのです。

「とりあえずできるかどうかだけ聞きたいのに、なんでそこまで情報がそろっていないと答えられないの?」と疑問に思うかもしれませんが、「多分できる……かも」とあいまいな表現をする人よりは、制作物の品質や自身の発言に対してきちんと責任をもっている(優秀な)エンジニアなんだと大目に見ていただけるとありがたいです。どうしてもYES/NOの回答が早急に必要な場合は、最低限の情報を一緒に確認させてください。

オタクでも根暗でもありません、〇〇なんです。

最後に僕の持論を展開すると、エンジニアは『変態』か『気弱』の2つに分かれると思います(まれに〝気弱な変態〟という猛者もいます)。シグナルのみんなは口をそろえて僕を変態の方だというのですが、自己評価は紛れもなく後者です。そんな気弱な僕が思うに、エンジニアは「オタクで根暗そう」とか、「とっつきにくい」といったようなイメージを持たれることが多いように感じます。

でも、一人ひとりと接してみると意外とそうでもないことに気がつくのではないでしょうか。エンジニアは、変態・気弱なりに、ただ自分の好きな分野をとことん突き詰めている人たちであり、ちゃんと話せば意見がハッキリとしたわかりやすい人であることも多いです。

今回お伝えした通り、塩対応をされたとしても別にあなたを嫌っているからというわけではありません。今後、エンジニアと接していく中で非エンジニアとの違いに戸惑うことがあったら、この記事を思い出して、「きっと悪気はないんだな」と思っていただければ幸いです。

構成:入松川周子