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CASE STUDY2017.9.14 (Thu)

【事例】便秘がテーマのオフィスラブ漫画!? SNSで話題となった便秘薬のPR

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  • 熊倉愛也佳 | Ayaka Kumakura
  • 株式会社シグナル PRコンサルタント

こんにちは。PRコンサルタントの熊倉です。
新商品をSNSで話題化したい場合、商品に関連した“投稿してもらいやすいテーマ”を提供することが大切です。でも、その商品が便秘薬だった場合はどうでしょうか?

便秘の悩みを気軽にSNSに投稿できる人は多くはないでしょう。だとすれば、テーマ設定には工夫が必要となります。今回は、こうしたストレートには話題化しづらい商品のPRを、マンガを用いることで成功させた事例をご紹介します。

キャラクターの活用で便秘の話題をマイルドに

ご依頼くださったのは、美容や健康を中心に幅広い事業を展開するピアスグループの翠松堂製薬様。新発売された『リリーシェ ハーブ便秘薬』の認知向上のため、ネットを中心に商品の話題化を図りたいとお考えでした。

ご依頼をいただいて悩んだのは、翠松堂製薬様のご要望であった「4種類のハーブがやさしくしっかり便秘に効くイメージの訴求」と、「便秘によって起こる潜在的な悩みを持つ人へ気づきを与えること」の2点の実現。これらを解決しつつ話題化できる方法を模索する必要がありました。

まずは、便秘の実態を把握するために社内で便秘に関するアンケート調査を実施。その結果、便秘に悩む人の95%が人に相談できていないという実態が明らかになりました。多くの人が、便秘のことを口にしづらいと感じていたわけです。そこで企画には、言いづらい便秘の話をキャラクターを通じてマイルドに表現しながら便秘の実態を啓蒙することで、話題にしやすくする案を盛り込むことにしました。

その企画を宣伝のご担当者様と練った結果生まれたのが、商品をテーマにしたマンガを活用するプロモーションでした。同商品の訴求ポイントである「4種類のハーブがやさしくしっかり便秘に効く」こと、そして「便秘が体にさまざまな悪影響を及ぼしているという事実」の2点を、Webマンガでわかりやすく発信しましょうということになったのです。

4人のハーブ男子とのオフィスラブストーリーが誕生

出来上がったマンガは、企画部に勤める女性が4人のイケメンからアプローチを受けるというオフィスラブストーリー。商品の特徴である4種のハーブを、タイプの異なる4人の男性に擬人化して表現しました。

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http://www.suishodo.jp/manga/201703/index.html

ストーリー中では、あえて開始早々に「これは【リリーシェ ハーブ便秘薬】の広告です」と表明しました。便秘の悩みを、企画が出ないことになぞらえて「全然出ない!」「どうしたらどっさり出るんだろ」などと表現し、主人公の様子を通じておなかの張りや肌荒れなど、便秘が引き起こす症状が伝わる作りにしています。

そして、このマンガを使ってハーブ男子のTwitter人気投票キャンペーンを実施。オンラインでの話題化を図りました。キャンペーンは、4人のうち気に入ったキャラクターを「推しハーブ男子」としてハッシュタグを付けてツイートすると、抽選でノートPCや頭皮マッサージ器具、オリジナルトイレットペーパーなどをプレゼントするというものです。

「広告なのに面白い」を実現し、1万を超えるキャンペーン応募を獲得

キャンペーンの結果、集まった投票数は10,201件! キャンペーン期間は25日間と短かったものの、プレスリリースを発信し、ターゲティング広告も活用して誘導することで、短期間で効率的に参加者を集めることができました。

マンガのストーリーも好評で、Twitterには、「広告なのに面白い!」「この企画すごい」など、キャンペーン応募者以外からも好意的な意見が寄せられました。キャンペーン期間中だけで、公式アカウントのフォロワー数が2,895人に到達したことからも、人気の高さがわかります。

実は、マンガ制作にあたっては宣伝のご担当者様・マンガ作家さん・当社の3者で知恵を出し合い、キャラクターの外見や性格、セリフを考えました(実は、宣伝のご担当者様はマンガにとても詳しい方でした)。女性にキュンとしてもらいつつ、クスッと笑えるマンガを目指したかったんです。

そのため、あえて「広告です」と先に言ってしまう、振り切った表現を使うなど、ネットで面白がってもらえる要素も外さないようにしました。さらに、キャンペーン賞品のアイデアとしてマンガに登場するイケメンを印刷したトイレットペーパーの制作や、便秘薬と関連させたDell PC(出るPC)などを取り入れました。その結果、男性にも十分に楽しんでもらえるものになり、Twitterでの話題化につながったようです。

自由な発想とリレーションシップが成功のカギに

本件ではキャラクターを活用することで、「キャラクターとハーブの特性をリンクさせるとわかりやすく伝わりそう」「4人のイケメンがいたら誰か1人を選びたくなりそう」などとアイデアがふくらみ、便秘薬のイメージにとらわれない自由な発想で商品を表現することができました。

そして、クライアント様やマンガ作家さんと協力してコンテンツの質を高めることができたのも、成功要因だったと思います。一緒に作り上げる関係性があったからこそ、広告であっても面白いと思ってもらえるコンテンツを生み出すことができたのです。

ちょっと違った新しい表現で商品を訴求したい、ネットではやるコンテンツを作ってPRしたいという企業様は、ぜひシグナルにご相談ください!

構成:福田さや香